ある日のテーマ曲 その2

土曜日の朝、子供を保育園の行事に参加させるため、平日と同様に早起きして子供に朝食を食べさせたりトイレに行かせたりと慌ただしく身支度をしていたら、ふと自分の心に昨日よりも少しだけ前向きな気持ちが宿っているのに気付き、日常の何気ない繰り返しの中でも何か新しい一歩を踏み出し始めたように感じたときのテーマ曲。

 

アニメ「マスターキートン」ED曲 「from beginning」

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何か特別なアクシデントがあるわけではない、いつもどおりの状態にも関わらず、常に息苦しく感じる日々が続いてきた。その始まりが何だったのか、あまりにも長く続いてきたせいで、もはやよくわからない。そして、その苦しさからどうすれば抜け出せるのかも、よくわからない。そんな鬱屈した心を抱えて、毎日とにかく悩んでばかりいた。そんな前向きさのかけらもないような心が、昨日の昼休みに1ヶ月ぶりにバドミントンをしたあとで、少しだけ軽くなった気がした。これまでコロナがまん延しているからという理由で体育館が閉鎖されていたのだが、昨日から1ヶ月ぶりに解禁されたのだ。その効果はてきめんだった。体を動かすだけでこんなに気持ちが変わるものなのかと、我ながら驚いたほどだ。その翌日の今朝は、いつもどおりの日常の中に、人間としてあるべき前向きさを少しだけ取り戻すことができていた。青空を見上げて素直に美しいと思えた。どんな境遇であっても、ほかのどんなことが制限されても、スポーツだけは止めてはいけない。そう改めて実感した出来事だった。

(30分)