2017/2/4-5:越後湯沢スキー旅行

今週末は、1泊2日で湯沢町に旅行し、スキーと飲み歩きを満喫してきた。連れは、茨城在住のS君で、彼と冬に湯沢に泊まるのは、たぶん5回目くらい。就職してから毎年、どこかしらにスキー旅行に行っている。飛行機で北海道も行ったし、車で岩手の雫石や山形の蔵王まで行ったこともあった。それに比べれば、今回はごく近所みたいなものだった。


土曜日の朝、予定より少し寝坊して7時前に車でアパートを出発。国道235号、353号、17号と下道で約100kmの道のりを2時間走って、集合場所のかぐらスキー場に着いたのは9時ごろ。急いでいたので晴天で道路に雪もなかったのは幸いだった。とはいえ、S君は1時間前に到着していて、すでにウェアも着ていたので、まずは自分の遅刻をお詫びした。いつもと違って早割券もなく、1日券を買うのも高いということで、今回は珍しく半日券を購入。みつまたエリアから9時半ごろから滑り始めた。毎度、みつまたエリアから、かぐらエリアを通って、田代エリアの端まで行ってからまた戻ってくるというのが定番になっているので、今回もそれを踏襲。13時という午前券のリフトのリミットを意識しながら、休憩もせずに滑り続けることになった。この日の雪は少し固くて、非圧雪のところでは板が雪にひっかかり気味でバランスを取るのが難しく、圧雪のところは雪面がきれいなうちは非常に滑りやすかったが、滑って削られ雪面が荒れてくるに連れて、足にガタガタと強い振動が伝わってきて疲労を助長するコンディションだったから、体力的にも半日でちょうどよかったと思う。今回のハイライトは、何といっても第5ロマンスリフトの頂上から「KG-2」「KG-3」という2種類の広大な非圧雪エリアを滑ったことだった。自分はS君に誘われて、今回初めて挑戦した。一面に広がる急な斜面にひるみつつ、案内表示もなくどこに進めばいいかもよく分からない中で、ほかのスキーヤー・ボーダーの滑り跡をたどりながらツリーランをするスリルが半端じゃなくて、心拍数とテンションが上がってすごく楽しかった。何回かこけたが、雪まみれになっても痛くないので安心。上級者向けの自己責任のエリアにも関わらず、大勢の人がチャレンジするのも納得だ。これだから、「5ロマ」はやめられない。1日券で、雪が降っていてパウダースノーがあったら4、5回リフトに乗っていたと思う。時間は短かったが、半日みっちり滑ったし、自分なりに手ごたえを感じる滑りもできたので、満足して駐車場に戻った。ちなみに、午後から開放される下山コースには日陰で新雪がたっぷり積もっていて、コースをショートカットして滑るのが楽しかった。13時半に駐車場に戻り、すぐ目の前の道の駅で遅い昼食を済ませると、ホテルのある市街地に向かった。











越後湯沢駅前のホテルに着いたのは、14時半過ぎ。チェックインの時刻にはまだ少し早かったが、宿の方のご厚意で部屋に入れてもらうことができた。あとは17時半から予約してある飲み屋に行くことしか予定がないので、それまで暇ができた。ということで、持参した缶ビールでひとまず喉を潤すことにした。飲んだのは、とっておきのサッポロクラシック350ml缶を一人1本ずつ。窓から青空を眺めつつ、まだ明るいうちから飲むのは贅沢な気分だった。S君へのプレゼントとして持ってきたグアム土産のパイナップルワインも早速開けることになり、車に置いてある十徳ナイフでコルクを抜いた。そうして1時間ほど飲んで酔いが回ってきたところで、ちょっと外に出ようということになった。向かったのは、徒歩3分の越後湯沢駅の中にある「ぽんしゅ館」。500円で日本酒の利き酒ができる人気施設だ。ここで飲んでから一旦宿に戻って風呂に入り、再び外出したら、ちょうど17時半に飲み屋に到着。予約してあったカウンター席に案内され、しばらくすると店は満席になった。きれいで落ち着いた雰囲気の店内で、板前さんが作ってくれる美味しい料理と酒に舌鼓を打ちつつ、S君と近況の話題等で盛り上がって楽しいひとときを過ごした。調子がよかったので、日本酒2合をほぼ自分一人で飲んだと思う。これまでの旅行だと、空いている飲み屋を探して駅前通りをうろつき体が冷えてしまうことが多かったので、予約でスムーズに店に入れたのは快適で、優越感を味わえて、何だかリッチな気分だった。そんな楽しい気分を残したまま、2時間ほどでお店を出て、レジ前に行列のできたコンビニで買い出しをしてから、宿に戻ったのは20時前。ここからの記憶は不鮮明だが、部屋で残っていたワインを飲んでいるうちにいよいよ酔っぱらったようで、いつの間にかベッドで寝落ちしていた。腕につけているFitbitの計測では22時ごろに寝たようだ。旅の高揚感と酒の飲み過ぎのせいか、夜中に何度も目が覚めた。夢の中でも今日の出来事を反すうしている感じだった。特別に長く感じた一夜だった。







そして翌朝。平日と同様に6時過ぎに起床し、身支度を済ませると8時前にホテルをチェックアウト。そこでS君と解散した。1泊2日ながら、実質は丸1日の短い旅行だったが、十分遊び尽くして満喫できたので、名残惜しさもなく、一言二言交わしてさっぱりと別れた。充実した有意義な2日間だった。三十路を目前にして、お互い今までのように自由には動けない身なので、次はいつになるか分からない。だが、今まで年1回だったのが、2年に1回になってもいいから、これからも続けて行きたいと思う。

(※今回の写真は、フォトライフの「201702かぐら」フォルダに保存した。)
(75分)