結婚式:Y氏

今日は大学生時代からの友人であるY氏の結婚式に参加するため、午後から富山へ行ってきた。大学の友人の結婚式に呼ばれたのは、今回が初めてだった。



今回は、挙式と披露宴の両方に参加した。挙式は神前でも仏前でもない、人前式という形式だった。自分にとっては初めて経験するタイプだったのでちょっと新鮮だった。披露宴では、自分はスピーチや余興等の役割にはノータッチだったので、純粋にY氏の晴れの舞台を楽しませてもらうことが出来た。披露宴の特徴は、会場内で流れていたBGMに、新郎新婦の音楽へのこだわりが表れていたことだったと思う。フジファブリックサカナクション相対性理論ハナレグミなど、自分も知っているアーティストの楽曲が数多く流れていて、イントロクイズ感覚で「これは、『バッハ』だ!」「赤黄色キター!」などと曲名を当てるのも楽しかった。天気も晴れていたし、進行も滞りなくて、本当にいい結婚式だったと思う。Y氏はイケメンだし、奥さん(と呼ぶには早いかもしれないが(入籍前だったので))もかわいらしい方で、お似合いのカップルだと思った。自分も幸せを分けてもらった気分になれたので、呼んでもらえて本当によかったなと思う。彼の新たな門出を心から祝福し、応援したい。


今回の式には、大学生時代のY氏の友人が自分の他に3人招かれていて、うち2人はK氏とSS氏だった。もっと大勢呼ばれているのかと思ったので若干意外だったと同時に、友人の1人として呼んでもらえたことをうれしく思った。招かれていたもう1人の友人であるT氏は、学生時代に何回か会ったことがあった人だったが、直接の接点はこれまでなかった。同じ学部学科卒の同級生でもある彼とは、今回を機に仲良くなれたのでよかったと思う。挙式前から4人で集まって盛り上がっていたし、披露宴では同じテーブルだったが、何と言っても盛り上がったのは富山駅前の居酒屋に会場を移して開いた二次会の席だった。Y氏も加わって、5人でくだらないことでわいわいと賑やかに盛り上がることが出来た。たった2時間半だったが、普段の1ヶ月分くらい大笑いしたのではないかというくらいにとにかく笑った。意味の分からないフレーズや新語が次々と飛び出しては、みんなで笑い転げていた。職場や地元の友人との付き合いでは、こういうくだけたノリというのはないので、何だかすごくいいなぁと感じた。T氏は既婚者だし、SS氏は来年5月に結婚式をするそうだし、K氏も1、2年のうちにと言っていたから、あとは時間の問題なのだろう。みんなだんだんと環境が変わっていく。だけど、年2回くらいでいいから、こういう気の置けない関係を今後も続けていきたい…それが自分の心からの願いである。そして自分は、上越妙高駅に停車する最終の新幹線に乗って、22時に富山を後にした。


実は、先月25日にも同僚のDK氏から「関係の深い友人」の一人として、軽井沢での結婚式に呼ばれて参加してきた。成人してから結婚式に出たのは今回が3回目だったというのに、この1ヶ月で2回結婚式が続いている。みんな身を固め出す年頃ということなのだろう。これから先は、結構こういうことが割と続くのかもしれない。祝儀袋に筆ペンで名前を書くのが下手くそなので、もっと練習したほうがよさそうだ。ただ、自分自身はたぶん、みんなと同じような形の「幸せ」に向かって進みはしないだろう。松岡修三も、日めくりカレンダーの中で言っていた。「夢に向かう時は、他人との比較や競争は必要ない。自分が決めたゴールだけを見て、ベストを尽くせばいいんだ」と。自分は自分の道を行く。自分で決めた道なのだから、何があっても後悔してはいけない。決して自分と人とを比較しないように、自分の心の中の素直な気持ちを強く信じて、生きていきたいと思う。

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