十大方針2015

9日間あった年末年始休暇も、とうとう終わってしまった。最終日の今日は、午前は集落内で放水をする出初め式、午後は15時から19時まで新年会と、丸一日消防団の活動に費やされ、自分のやりたかったことで出来たのは、散髪をしたくらいのものだった。友人と会って飲んだり、スキーをしに行ったりと、楽しいこともあったが、期待していたほど色んな事はできなかったなぁ、というのが今回の休み中の過ごし方に対する感想だ。とはいえ大抵、休みというのはそうなってしまうものだ。なまじ中途半端に長い休みだからといって、あれもこれもしようと欲張るのはよくない習慣である。ここは素直に、健康に新しい年を迎えられたことだけを喜ぶべきなのかもしれない。


明日からは、10日ぶりの仕事が始まる。休み中にやろうと思って持ち帰った考える系の仕事も結局手つかずのままとなってしまった。この状態で明日を迎えるのはちょっとした恐怖であるが、きちんと休んだことや本を何冊か読んだことで精神状態が安定化したのは幸いだった。仕事もそうだが、明日以降は正月ボケから抜けだして、2015年の自分のあらゆる活動を本格的に開始すべきときでもある。この1年を目的意識を持って十分に活用するためには、明確な目標を掲げることが大切だ。そういうわけで、今年の「方針」をいくつか定めて、自分に向けた規律として掲げることにした。これは、かれこれ2年前から「十大方針」という名称で定めているもので、内容は少しずつ変更しつつも、大枠としては2年間変わっていない。熟考の末に作ったものなので、項目にはそれぞれ目的や根拠といった背景があるのだが、A4一枚の中に収めようとした都合上、言葉足らずで分かりづらい項目や、きちんと整理されていない部分があることも否めない。そこで、近々これを更にボリュームアップし体系化した新たな目標として、「中期目標・中期計画」というものに置き換える予定でいるのだが、それが策定されるまでは、暫定的にこの「方針」を今年の指針ということにすることにした。1年は長いようで短いので、時間の貴重さを重々胸に刻んだ上で、やるべきことを計画的に積極的に進めていきたい。



2015年の重要行動指針 「十大方針」


1.生活環境と行動様式の合理化
 ①自己の行動を制約する散らかりの解消のためのモノ減らしと自室の思考コクピット
 ②基本的・定期的に行うべき事項をチェックリストにし、計画的かつ着実に実行
 ③予算管理主義の徹底により出費を合理的に抑制し、かつ効用を極大化
 ④朝活の習慣化により、行動と思考を有機的に結合し自己を変革していく流れを実現


2.自己理解の促進と自己認識の確立
 ①記録や蔵書等を再読することにより過去の自分と向き合い、自己の再考と理解を促進
 ②自己の長所や短所、嗜好、主義主張等を明確化し、全ての軸となる「自分像」を確立
 ③確固たる信念と健全なる自信を持ち、自分の意見について明朗に主張すること


3.不断の向上心と克己心
 ①毎日必ず何か新しいことを身につけ、昨日までの自分より進歩しようと心がけること
 ②年間300時間の学習と、25冊の読書を達成し、「行動的教養人」に近づくこと
 ③「平凡な人生」という遥かな夢に向かって、地道に小さな挑戦を積み重ねること


4.趣味の選択と集中
 ①趣味を最大10分野に絞り込み、時間と労力を集中的に投資して、知識・技能を会得
 ②「ゲーム」、「自転車」、「バドミントン」の3分野について特に重点的に取り組む


5.「拡大路線」から「深化路線」へ
 ①時間は有限であり、自分の能力にも限界があることを現実的・合理的にわきまえる
 ②「あれもこれも」と気移りせず、「狭く深く」の精神で得意分野を徹底的に掘り下げる


6.立ち止まってしっかり考えてみる
 ①感情的、気分的に行動することを避け、中長期的視座に立って理に適った行動を取る
 ②わずかな時間でもいいから毎日欠かさず「考える時間」を設け、その痕跡を書き残す


7.物事に的確な優先順位をつけ、特に後回しにすると面倒なことほど優先して取り組む


8.家からの距離感の適正化
 ①実家を生活拠点としつつも、経済的、身辺的に家から自立する道を探る
 ②家の諸問題の改善や、老朽化した設備等の更新、省エネの推進に対して積極的に関与


9.本物・本質にこだわる
 ①いたずらに価格の安さを追わず、手の届く範囲でより付加価値の高いものを選択する
 ②物事の真贋を見極め、世間一般の理解の域に留まらずより本質に迫ることを志向する


10.次世代のよりよい社会を築くために社会人としての責務を果たす
 ①日本人としての自覚を持ち、その理想像を追求し、思考と振る舞いを洗練させる
 ②子どもの健全な育成のために自らの役割を見出し、常に子どもの範となる行動を取る
 ③東日本大震災被災地の復興のため、経済活動を通じた支援を行う

(25分)