寝具更新

自室の睡眠環境を向上させるため、この1カ月ほどの間にベッドの寝具を更新した。以下の商品は全てニトリで買ったものである。


まず、10月4日にベッドのマットレスを新しくした。今まで使っていたのは、2006年4月の大学入学時に、新潟で一人暮らしをするために購入したものだった。卒業後はそれを実家に持ち帰り、それまで使っていたベッドと交換する形で使い続けていた。だが、おそらく安物だったのだろう。1年ほど前から老朽化が顕著になって、睡眠の質に影響を与える問題が生じていた。具体的には、中のスプリングがかなりヘタってしまっていて、腰(お尻)の部分が必要以上に沈み込む上に、そこを触るとスプリングの固い感触が直接伝わってくるという状態だった。そのため、寝ると腰にスプリングが当たって痛いし、腰が沈み過ぎて不自然な姿勢になるので、起きた後に背中が痛くなる有り様だった。以前から問題視してはいて、今年の春先にはマットレスを裏返して反対側を使うようにしてみたのだが、最初こそ改善してよかったものの、使っているうちに結局裏面も同じ状態になってしまったので、いよいよ限界だと思い、買い替えることを決心したのだった。


店舗で実物を確かめた上で、選んだのがこの「連続コイル シングルマットレス(フィルザ)」(30,755円)というものだった。適度な硬さ(6段階中5、上から2番目)と、両面とも使用可能なこと、耐久性の高さ、スプリング細かさ(1.9mm)と数の多さ(468個)が評価したポイントだった。マットレスの交換後は、寝返りが打ちやすくなったようで、背中の痛さが軽減された(解消はされていない)。ベッドの枠というか台のほうは、引き続き従来のものを使っている。古いマットレスは、業者が新品を自宅に運んでくれた時に、3,240円で引き取ってもらった。自分で処分すると大変なので、これは正しい判断だったと思う。






↑ついでに、サイドテーブル(6,161円)も購入。今までベッド上に置いていた照明のリモコンや、雑誌、記録用具類に、ベッド外の定位置を与えた。


次に、11月3日に低反発まくら(3,075円)を買った。今まで使っていた低反発まくらが、少なくとも06年6月からずっと使われていたもので、こちらもやはり老朽化が深刻だったのが買い替えた理由だ。低反発の寿命は3年と言われるところを、8年以上も使っていたのだから、もうとっくの昔に低反発ではなくなっていた。こちらは、決め手となる要素も特になく、値段が安いので店頭で柔らかさを確かめただけで、さくっと今までとほぼ同形状の商品を選んだ。まくらの高さや材質にこだわり出すとニトリでは買えなくなるので、そのレベルの商品を買うのは3年後の課題ということにして、今回は安物にした。買い替えてみての感想は、とにかくやわらかいということ。しかもそれでいて、沈み込みすぎもしない、絶妙な反発力だということだ。お値段以上の価値があった買い物だったと実感している。







↑右が古いまくら、左が新しいまくら。重い物を載せて均等に沈みこませた後に手を離して、どのくらい反発するかをチェックした。古い枕はすぐに元の形状に戻り、「高反発化」していた。


こうして、マットレスとまくらの寝具2点が更新され、睡眠の質は確実に向上した。用具(ハード)面では大きく改善したが、かといって今の睡眠が100%満足行く状態かというとそうでもない。生活習慣(ソフト)の面で、睡眠の時間帯、長さ、睡眠前の行動といった観点で、まだまだ問題があるからだ。人生の4分の1から3分の1は眠っている時間なのだから、睡眠の質は人生そのものの質にも大きく関わってくる非常に重要な問題だ。今後はソフトの改善に重点を置いて、理想の睡眠を追求していきたい。

(60分)