戯言

「僕は結局ちっとも何にも変われずにいるよ」・・・フジファブリックの「同じ月」という曲のフレーズがふと頭をよぎる。終わりゆく2013年。この1年で自分は何をしたのか、何か前進できたのか、何か手に入れられたのか・・・。自問自答すると、返ってくるのがこのフレーズなのだ。変われずにいられるなら、むしろましというものだろう。手に入れるどころか、次々と失うものばかりが増えて行く。せっかく手にしたはずのものは、この手からこぼれおちて行く。一体自分はどこへたどり着くのか。黒い闇が大きな口を開けて待っているように思えてならない。