盛況

今夜は職場の若手の飲み会があった。4月に入った新人2名の歓迎会という名目で、例によって幹事は自分。何回目の幹事だか分からないが、小さいものも含めれば、かれこれ10回くらいはやっている。若手の集まりとしては自分が参加した中で過去最大級の16人が集まった。本来の会費が4000円のところ、新人の負担を1000円に圧縮し、また欠席者1人の料理代金3000円を全員で案分したため、新人以外の参加者は4700円と若干高めになってしまったのだが、その元を取れるくらい誰もが楽しんでいた様子だったので、ほっとした。特に、昨年末の忘年会以来、2回目となるビンゴゲームが予想以上の大盛況だった。自分が景品として提供したクレーンゲームのプライズ品は、好評だった上、不要な物品をさばけたので、自分にとっては一石二鳥だった。ビンゴマシーンの代わりにultrabookにPCの無料ビンゴソフト表示し、それを手に持ちながら進行をした。仕切る側にとっても、周りの反応を見ながら「○○さん、早くもリーチです!」とか「残る景品はあと2つ!早い者勝ちですよ!」などと煽ったりして進行を工夫出来るので楽しい。我ながら低予算で効果の高いアイデアだと思っている。幹事をやると、連絡、調整、店の選定と確保、くじの用意、会計、ミニゲームの仕込み、後日のお礼メール等の様々なことをしなければならないし、当日はその場の状況に合わせて臨機応変に対応する必要もあるから気を抜けない。大勢が集まれば、その分予想外のトラブルが起こる可能性も高くなる。今回は飲んだが、不測の事態に備えて酒を飲まない場合もある。また気の利いたことをしゃべったり、場を仕切ったりするのは得意なほうではないので、ジョークを言ったつもりが滑ってしまうことも茶飯事だ。だが、その分やりがいがあるのも事実である。自発的にやっているもので、中身については全面的に任せてもらっているから、幹事の自由度が非常に高い点も見逃せない。幹事自身に金銭的なメリットこそないものの、調整力がアップすれば仕事にも役立つし、職場の上司からは「若手のリーダー格」として認知され、おおむね好意的に受け取られるなど、職場での存在感の向上に結び付く効果もある。「日程調整」という大義名分を振りかざせば、他部署に行って普段話さない人と話をするきっかけも作りやすい。その他、幹事には有形無形の非金銭的な役得が多い。これだから幹事はやめられないのだ。後進を育てることももちろん考えてはいるし、そうした取り組みも少しずつやってみてはいるが、全面的に委ねるのはもうしばらく先にするとしよう。

(5/21、40分)