スキャナ その2

昨年9月に、記録と雑誌の電子化を目的にドキュメントスキャナ「ScanSnap S1500」を買ってから早1年。その間、一度も開封されることなく、自室の片隅で段ボールの山の上に積み重ねられていた。使われなかったのは、雑誌を取り込むために必要な裁断機がなかったからだ。それに何より、やる気がなかった。色々と迷いつつ、実質的にはほとんど検討作業を中断したまま放置の状態が続き、結果的に「PLUS PK-513LN-A」という鉄板機種に落ち着いて、それを購入したのが今年の7月だった。


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道具が一式揃った後も、海外渡航やその後のゴタゴタで、しばらく電子化計画は止まったままだった。だが、昨日ようやく、装置のセッティングが行われ、システムとして稼働可能な状態が整備されるに至った。裁断機の外箱があまりに大きく、自室の床に置いたままでは邪魔で仕方なかったことが、自分を動かす原動力となったのだった。スキャナと裁断機は、昨年までデスクトップPC用に使われていた机にセットされた。プリンタ用の台にスキャナが、PC用のテーブルに裁断機が置かれ、合わせて電源コード周りも見直され、最適化された。特に採寸等もせず、既存設備とスペースをそのまま活用する形で配置されたのだが、幸いにも各装置は与えられた条件下にぴたりと収まり、しかも思いのほか使いやすいことが確認できた。今朝、試しにファミ通を1冊裁断してみたが、思ったより軽い力できれいに切断することができた。また、きちんと裁断機を押さえれば、本体が浮いたり、机がぐらついたりすることもないことが分かった。一方で、ちょっと使い方を間違えれば、指をいとも簡単にすっぱりと切断出来てしまう危険な代物なので、使用に際しては十二分に注意を払うことが必要だ。



写真は整備後のもの。自室前のデッドスペースを活用しているので、邪魔にはなっていない。手前に引き出して使うキーボード用のテーブルには、スキャニング時のみノートPC(ウルトラブック)を設置し、データを取り込むと同時に、中身が問題ないかどうか確認することになる。スキャナの使い方は、これからネットでの情報収集や実機の運用を通じ、色々と研究していかなければならない。思考錯誤で経験を蓄積後、バンバン紙の電子化を進めていきたいと思っている。

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