盛衰

自分の現在の携帯電話の契約内容は、「FOMAベーシックプランタイプSS/パケットパック10」であり、ファミリー割引分などを引くと、一ヶ月の基本料金は3255円と推定される。なぜ「推定」なのかというと、家族の携帯代は全て父の銀行口座から落ちており、また自分はこれまで父に払ってもらっていたので、把握していないからである。ただ、今度から毎月父に手渡しで払うことになったので、その前に現在の料金を聴いておこうとは思っている。


で、その基本料金の中に、無料通話分が月2000円分あるのだが、3月以降はその限られた無料通話分さえも使い切らず、余りが翌月に繰り越される状態が続いている。つまり、携帯を携帯として全然使っていないということだ。随分前から携帯に機械としての興味は失っていたが、メールや電話やネット閲覧という本質的な用途でさえ使わなくなったのには、我ながら「とうとうここまで来たか」という感じで、新機種の情報を毎日チェックしていた高校時代とはもはや隔世の感がある。「第3世代」という言葉が盛んに使われていた当時は、どんどん斬新な機能が搭載され、進化の大爆発とでもいうべき様相を呈していた。ビデオデッキと繋いで映像を録画できる機能(SH901iC・05年〜07年にかけて所有していた)、小型HDDに音楽を記録できる機能、ラジオを受信できる機能など、今は見かけない面白い機能を搭載した機種が、次々と登場しては消えていった。高2のときの自分は携帯の機能の中でも特にアプリにハマっていて、一年間で95件のアプリをダウンロードし、そのうち73件がゲームだったという記録が今に残っている。当然そのころはパケット代が今とは比較にならないほどかかっていた。それゆえパケホーダイに憧れたものだったが、成績が悪かったので、携帯代の負担増を親に求めることはちょっと無理だった。大学に入ると同時に、パケホーダイにようやく加入したのだが、しかしそれからはだんだん携帯を使わなくなっていき、情報収集さえもしなくなっていったのだった。


携帯をこれほど使わなくなった一因としては、携帯の機能が固定化してきて、面白みがなくなったということもあるだろう。また家族以外に、電話をかけたりメールしたりすることがだんだん少なくなったのも事実である。だが、まあ余計なお金はかからないに越したことはない。今後も携帯代はどんどん節約する方向で、なるべく使わずに行きたいと思う。

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※11日から今日にかけての記事は、前日の夜に下書きしてあったものを、日中に加筆修正して投稿したものである。